6月、迷彩に包まれたプロトタイプのスパイショットをお伝えした、あのフェイスリフト。
実は欧州では2025年5月、ランドローバー公式が変更内容をすでに発表済みだった。海外メディアの報道を基に、その全貌を整理する。
6月1日のスパイショット記事で「変わったのは端だけだ」と書いた。
辿ってみると、すでに欧州では2025年5月にランドローバー公式が発表済みの内容だった。骨格はそのまま。ただ、ディテールは想像以上に動いている。
ヘッドライトのLEDグラフィックが新デザインに変更。これまでオプションだったフォグランプは全グレードで標準装備となる。
グリル中央のバーはグロスブラック仕上げに変わり、ランドローバーのバッジも暗色トーンへ。ホイールセンターキャップの「DEFENDER」ロゴ部分もグロスブラックとなり、フロント全体の印象が一段階引き締まる。新デザインの22インチ7スポークホイールも追加された。
ボンネットとサイドベントのトリムには、新しいテクスチャーパターンが採用されている。
テールランプはボディに対してフラットに収まる新形状になり、レンズはスモークタイプへ変更。フロント・リア共にバンパーの造形も見直されている。
全グレードに13.1インチの大型タッチスクリーンを新搭載。センターコンソールのレイアウトも見直され、ダッシュボードに付いていたギアシフターはより操作しやすい位置へ移動。空いたスペースは小物を収納できるヒドゥンコンパートメントになった。
新たにドライバーをモニタリングするカメラが追加され、注意力の低下を検知する仕組みが入る。さらに、悪路走行を支援する適応型オフロード・クルーズコントロールも新採用された。
※本稿はランドローバー公式発表(2025年5月、欧州向け)およびCar and Driver、HiConsumption等の海外メディア報道を基に構成。これらの変更は現時点で欧州仕様への適用が公式発表されているもので、日本仕様への展開時期・価格・グレード構成は未発表。詳細が判明次第、本サイトで追ってお伝えする。
スパイショットの段階では「引き算の変化」だと感じた。
ただ、確定した内容を見ると、印象は少し変わる。
2019年の復活から7年。ディフェンダーというキャラクターを変えずに、使い勝手と質感だけを静かに積み上げる。それがランドローバーの選んだ答えだったようだ。
ギアシフターの位置や収納スペースの見直しは、日々乗る人にしか分からない変化かもしれない。だからこそ、現行オーナーの感覚で語れる部分も多いはずだ。
CHEERS PROJECT STAFF