政府がCEV補助金の見直し方針を固めた。EVは最大130万円、PHVは最大85万円へ増額。
ランドローバーにもPHEVモデルが揃う今、これは私たちにとっても他人事ではない。
政府は2026年1月から、CEV補助金の見直しを進めている。
報道によると、改定の内容はこうだ。
| 車種 | 現行の上限 | 改定後の上限 |
|---|---|---|
| EV(電気自動車) | 最大 90万円 | 最大 130万円 増額 |
| PHV(プラグインハイブリッド) | 最大 60万円 | 最大 85万円 増額 |
| FCV(燃料電池車) | 最大 255万円 | 最大 150万円 減額 |
FCVへの補助を絞り、EVとの格差を縮める。普及が進んでいるEVをさらに後押しするという方向性が読み取れる。
背景には、日米関税交渉も影響しているとされる。米国側が日本の補助制度を「非関税障壁」と見なしていたことが、制度見直しを加速させた側面もあるようだ。
ランドローバーを愛する私たちにとって、これは無縁な話ではない。現在のラインナップには複数のPHEVモデルが存在し、国内でも購入できる状態にある。
さらに、フル電動のレンジローバーEVについても、日本の公式サイトで「ついにフル電動」として紹介が始まっており、ブランドとして電動化への本格的な歩みが始まっていることがわかる。
ただ、見逃せない点もある。政府は補助金を増額する一方で、2028年5月からEVとPHVへの増税も検討中と報じられている。重いバッテリーが道路インフラへ与える負荷を理由にした課税だ。普及を後押ししながら課税する——アクセルとブレーキを同時に踏むような構造に、疑問を感じる人も多いだろう。
補助金の金額が変わることよりも、私たちが気になるのは別のことかもしれない。
静かで、低速から力強いトルクが出るEV・PHEVは、実はランドローバーの世界観と相性が悪いわけではない。
林道を静かに進むこと。
キャンプ場や自然の中で、エンジン音を立てずに移動できること。
街では電気で走り、遠くへ行くときはエンジンも使えること。
それは、「どこへでも行ける安心感」の、新しい形とも言える。
ただ、こうも思う。
EVだから良い。エンジンだから古い。
そういう単純な話ではないはずだ。
CHEERS PROJECT STAFF