2026.05.18 COLUMN

WHY?DIG UP YOUR PURE

今年のテーマは、DIG UP YOUR PURE。
なぜこのテーマなのか。その想いを正直に話したいと思います。

LAND ROVER CHEERS 78 — DIG UP YOUR PURE

なんでこんなテーマにしたのかというと、今の時代、僕らはどんどん「正しさ」や「効率」の中で生きるようになっている気がするんです。

何をするにも、理由がいる。意味がいる。費用対効果がいる。エビデンスがいる。どれだけ得なのか、どれだけ効率がいいのか、どれだけ間違っていないのか。そういうものを求められる場面が、昔よりずっと増えた気がします。

さらに今は、生成AIまで出てきた。答えはすぐに出るし、文章も画像もアイデアも、どんどん最適化されていく。便利だし、すごいことだと思う。だけど、自分が本当に何を感じているのか、自分の奥のほうにある感覚みたいなものは、逆に見えにくくなっているんじゃないか?

社会には、目に見えないヒエラルキーや境界線がある。上とか下とか、勝っているとか負けているとか、持っているとか持っていないとかの。そういうことを気にしているうちに、本当は何が好きだったのか、何にワクワクしていたのか、何に心を動かされていたのか、少しずつ分からなくなっていく。

僕らは、合理性とか、効率とか、役割とか、立場、エビデンス、評価とかそういうものの中で、いつの間にか自分の「本来の感覚」を埋めてしまっているように思うんです。

でも、ランドローバーが好きだという気持ちは、たぶんもっとシンプルなんだと思っています。

便利だからとか、速いからとか、得だからとか、リセールがいいからとか、そういうことじゃない。なんか惹かれる。遠くへ行けそうな気がする。不便なのに、なぜか楽しい。壊れるかもしれないのに、なぜか手放せない。

きっと、そういう説明しきれない感覚こそが、自分の中にある PURE なんだと思います。

CHEERSは、スペックを競う場所ではありません。誰がすごいとか、誰の車が偉いとか、そういう話でもない。どのモデルに乗っているか、どれだけカスタムしているか、どれだけ詳しいかで、人の価値が決まる場所にもしたくない。

富士山の麓で、車を眺めて、焚き火を囲んで、仲間と話して、朝の光の中を走る。そんなことで、忘れていた感覚が戻ってくる気がするんです。

DIG UP YOUR PURE.

合理性や効率、社会の役割、ヒエラルキー、エビデンスや最適解の中に埋もれそうな「本来の感覚」を、富士山の麓で仲間たちと一緒に掘り返そう!
そんな想いを込めたテーマです。

LAND ROVER CHEERS 78は、そのくらいシンプルな場所でいいと思っています。
この時代だからこそ、そういう場所でありたいと願ってます。

CHEERS PROJECT CREW 篠田 岳

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